【2015.09.17】
[ 原因、診断、薬 ]
※現在、日本のほとんどの泌尿器科において慢性前立腺炎は1999年にアメリカの国立衛生研究所(NIH)が報告した下記の分類に従って診断しています。
前立腺炎の分類を解りやすく解説します。この分類は前立腺炎を状態、菌、炎症によって分類しています。状態を急性・慢性、炎症性・非炎症性、細菌を細菌性・非細菌性、と区別して分類しているのです。
急性とは症状が強く現れていて生活が行えない状態、慢性はその逆で生活はできるものの、症状はなんとなくある状態。炎症とは赤く腫れて痛い状態のことをいいます。慢性前立腺炎の診断においては前立腺液に含まれる白血球を検査して白血球が多ければ炎症性、多くなければ非炎症性となります。また、前立腺液に含まれる細菌を検査し、その中の細菌の有無で区別します。細菌があれば細菌性、なければ非細菌性となります。
カテゴリーⅣの無症候性炎症性前立腺炎とは自覚症状がないにもかかわらず前立腺液に白血球が多い状態です。病院で前立腺炎ではなく、その他の病気や症状で検査をした際にたまたま前立腺液にも白血球が多いと判った場合に分類されることがありますが、治療は行いませんし症状がなければ病院に行くことはないので、まずこれと診断されることありません。
慢性前立腺炎の治療例はこちら!!
慢性前立腺炎の薬が処方されるまで1
慢性前立腺炎の定義
前立腺炎 | カテゴリー Ⅰ | 急性前立腺炎(急性細菌性前立腺炎) |
カテゴリー Ⅱ | 慢性前立腺炎(慢性細菌性前立腺炎) | |
カテゴリー Ⅲ A | 慢性非細菌性前立腺炎・慢性骨盤痛(炎症性) | |
カテゴリー Ⅲ B | 慢性非細菌性前立腺炎・慢性骨盤痛(非炎症性) | |
カテゴリー Ⅳ | 無症候性炎症性前立腺炎 |
前立腺炎の分類を解りやすく解説します。この分類は前立腺炎を状態、菌、炎症によって分類しています。状態を急性・慢性、炎症性・非炎症性、細菌を細菌性・非細菌性、と区別して分類しているのです。
急性とは症状が強く現れていて生活が行えない状態、慢性はその逆で生活はできるものの、症状はなんとなくある状態。炎症とは赤く腫れて痛い状態のことをいいます。慢性前立腺炎の診断においては前立腺液に含まれる白血球を検査して白血球が多ければ炎症性、多くなければ非炎症性となります。また、前立腺液に含まれる細菌を検査し、その中の細菌の有無で区別します。細菌があれば細菌性、なければ非細菌性となります。
カテゴリーⅣの無症候性炎症性前立腺炎とは自覚症状がないにもかかわらず前立腺液に白血球が多い状態です。病院で前立腺炎ではなく、その他の病気や症状で検査をした際にたまたま前立腺液にも白血球が多いと判った場合に分類されることがありますが、治療は行いませんし症状がなければ病院に行くことはないので、まずこれと診断されることありません。
慢性前立腺炎の治療例はこちら!!