【2013.04.11】
[ 自分の治療 ]
病気からの回復力
どんな人が回復力があるのか、いろんな患者さんをみてきて感じたことがあります。
筋肉量の多いひとほど回復力があります。
筋肉量がある=運動している
ということもいえますが、それが「=」ではないこともあります。
50~60歳ぐらいになると、運動していない人はもちろん、運動していても筋肉量が少ない人がでてきます。
「歳をとると筋肉がおちる」とよくいわれていますから、年齢だから仕方ないのでしょうか。
いいえ、歳をとっても筋肉はつきます。85歳の患者さんでも治療を続けていると筋肉がついてきます。
実は筋肉は動かせなくなっているんですね。
筋肉が動かせなくなると感じる年齢がだいたい35歳ぐらい。
その後15年もすると動かせなくなった筋肉はすっかりなくなります。
だから運動していても筋肉量がないということが起きるのです。
一度動かなくなった筋肉は普通の運動では動きを取り戻せません。
動きを取り戻すためには今までの常識とは違うことをしなくてはなりません。
ヨガ、ピラティスなど最近はやっているものも、やらないよりはやった方がいいでしょう。
でも、やはりもっと違うことをしないと本当の動きは取り戻せないのです。
治療も必要だし運動も必要になりますが、動きを取り戻すと今までの常識が嘘だったことに気づかされます。
そして筋肉量が増えると、回復力だけに限らず生活も変わります!
体って不思議ですね。