ララムリ
先日、NHKでこんな番組がありました。
テレビドカッチからの引用
160kmの長距離を走るアメリカのウルトラマラソンで上位を独占し、世界を驚かせた民族がいる。メキシコの山奥に暮らす“ララムリ(走る民)”たちだ。なんと、彼らはトレーニングなし、裸足にサンダルというスタイルで、元・オリンピック選手をもぶっちぎるほどの実力。さらに、距離が長いほど、そしてアップダウンがあればあるほど“力”を発揮する驚異的な持久力を持ち、人類最強の“走り続ける民”と呼ばれている。
メキシコのグランドキャニオンと呼ばれる「コッパーキャニオン(銅渓谷)」。標高2,000mをこえる渓谷の奥の奥地に隠れ住むタラウマラ族こそ、自らを“ララムリ(走る民)”と呼ぶ、世界最強の走る民だ。靴を履かず、「ワラッチ」と呼ぶ底の薄いサンダルで軽々と山や谷を越え走る。彼らは、50歳を過ぎても100km以上走れる“健脚”を持ち、大人も子どもも、夜通し走り続けるという祭りのようなしきたりを400年もの間守り続けている。
この番組にでていたアルヌルフォさんの生活
水場まで水を汲みに行く
その水場は崖の下200m。
200m下り、20lのポリタンクに水いっぱいにしてかつぐ。
そして200m登る。
これを一日2回。
標高2000mの高地で毎日この作業。
トレーニングなら、「今日は疲れて、できません。」なんてこともありますが、
生活の一部ならやらない日はないってこと。日本の常識ではありえない…
この取材をした元格闘家の魔裟斗さんは下りでついていくことができず、
登りでもかなりつらそうでした。
その後100kのトレイルレースにアルヌルフォさんと魔裟斗さんが参加。
スタート直後から1k3分ペース。マラソンのオリンピック選手なみの速さ、ありえない…
さすがに魔裟斗さんがついていけない映像。その横にはララムリの女性がスカートで走っている、ありえない…
映像はアルヌルフォさんにかわる。履いているものはワラッチ、Tシャツ短パンそして右手に500mlのペットボトル一本。
普通のトレイルランレースならみんな背中に水しょって、ジェルやら食べ物やらを持って走るのに、ありえない…
魔裟斗さんが普通に完走、ありえない…
アルヌルフォさんはこの大会に参加するため70k歩いてきた、ありえない…
人間の体はここまで普通にできるのですね、今の日本人の生活は人間の持つ可能性の何パーセントを使っているのでしょうか。
使わなすぎで起きている病気がいっぱいあるような気がしました。